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2018-12

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【高畑の町家】完成!

少し時間をかけて創り上げてきた【高畑の町家】の主要工事が完成!

正確には「特定非営利活動法人 地域密着型相談センター とまり木 」という…長い名称なのです…(汗笑) 長い間、地域での活動をされてきたのですが、先月に法人格を取得。今後の活動の更なる拠点として事務局近くの古民家を手に入れたのです。で、その改修工事を「CRAFT」が主となって着々と進めて参りました。HPはこちらをご参照ください。あぁ、まだ新しい拠点のことは載っていませんが…(汗)

奈良町にほど近い「高畑」の旧市街。乗用車1台がギリギリ入る細い道の奥にその家は佇んでいます。4連棟の長屋は…おそらく築後80年ぐらいかな?以前の改修時の痕跡を辿ってみると…目張りした新聞の日付は昭和37年。何度も手を加えられてきたのでしょうね。。。

今回は…構造体以外の全面改修!工事の様子は下記をご参照下さいませ。。。

【高畑の町家】-解体工事   【高畑の町家】-施工写真


昔ながらの町家。さすがにかなりくたびれていました…
「賃貸用」としての建築物であるが故に、そんなに高級な材料も使ってはいない。構造材も太くはなく、借り手もメンテナンスに手をかけることは少なかったのでしょう。根本的な工事が出来ればよいのですが、長屋であるという条件では難しい部分もあります。なにせ、壁は隣の家と共用なんですから… さらに、コストも出来るだけ抑えなければならない…(悩)

痛んでいる場所をチェックし、まずは必用最低限をクリアしてゆきます。その上で気になる部分を補強し、一番大切な「人の命を守る」ということを満たしていくのです。耐震の考え方は様々ですが、「万が一こうなっても、この部分で持ちこたえる」という…絶妙な?バランスを考えながら補強を重ねます。

さぁ、ただ頑丈であればいいのか?当然「NO」です。古民家の良さを残しながら、現代生活に見合った性能を満たさなくてはなりません。また、質実剛健だけではなく意匠にもこだわりたい。「古き良きもの」と「現代センス」の融合…これもまたバランスが大切!奇をてらっただけのデザインは「著名建築家センセー方」にお任せしましょう。。。(笑)



施工前.jpg
施工前の平面図です。昔ながらの町家、だね。。。


計画図.jpg
計画図。とりあえず、お風呂は年末の二期工事に延期します。



現代の生活に於いて、決して使いやすいとは言えない間取り。さぁて…

門屋のアルミ建具は取り払いました。地域の人が気軽に入ってくれるようにね。6畳ほどの前庭は小粒の砕石を敷き込み、真っ白な壁とのコントラストを表現。あぁ、壁は既存漆喰がしっかりしていたのでペンキ塗りで仕上げました。コスト削減…(努力)

土間からの「玄関の間」を、今風?の玄関に。靴脱ぎは段差を付けて框に腰をかけれるように設定しました。低かった天井を200mm高くし、その隙間は付け梁で造作します。隠れていた丸太も半分顔を出してくれました。。。

小さなLDKは「憩いの間」です。近いうちに広めのダイニングテーブルが納められます。料理やお茶を楽しみながら、徒然な話しをされることでしょうね。。。
玄関とリビングは腰壁と磨き丸太で「ゆるく」仕切ります。連続空間でありながら、気持的に仕切るという…この辺りはボクの得意技?ですね~(笑)

和室とリビングは「引き分け戸」で仕切ります。通常は開け放し、お泊まりの方がいれば占めることが出来る、といった考えです。元は「4枚引違い戸」だったのですが、この真上に梁があり、その過重分散とX方向の補強をしたかったのです。これでクラッシュアウトだけは避けることが出来ます。

和室の壁はオーソドックスに聚楽塗り。で…床の間は「黒漆喰」の磨き仕上げ!下の方には「左官屋マコちゃん」の業で紫陽花の葉が刷り込まれています。そう、ちょうど紫陽花が涼やかに咲いていたのです。ロマンチック~♪ …え?似合わない?…(汗笑)

中庭の造作は今回は見送り。秋に予定している浴室の工事に合わせて「何か」を企んでいます。。。
一番奥の離れ座敷。壁は「漆喰の中塗り」状態で仕上げとしました。薄い桃色で、ボワ~ッとした雰囲気。。。茶室の風情を表現したかったのです。吊り押し入れの下部の空間は外部からの坪庭とし、新たにFIXを取付けました。この部分はまだ未完成なので後日に。。。



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門屋をくぐれば砕石の庭。水を打てば真っ黒になってイイ感じ。。。


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玄関の靴脱ぎは幾何学線で構成。モルタルにステインで仕上げています。


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この角度が一番お気に入り!中の和室からリビングを通して見た玄関。。。


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黒漆喰の床の間はアンティーク調?古民家の風情を強調しているよね~。



月内には坪庭の装飾を終わらせて最終引き渡しとなります。
過剰な装飾の無い、自然素材に包まれた風の通る心地の良い空間。いずれ、たくさんの人がこの家を訪れるのでしょう。その方々が「なんとなく気持ちいい」ということを感じてもらえればいいなぁ、と思っています。。。


●設計・施工…「理想建築工舎CRAFT」

◆基本構造…木造瓦葺き平屋建
◆工事概略…耐震補強工事・造作工事
◆床 面 積…52.87平米






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防災住宅完成!

クライアント様の許可を得ましたので、東京での「防災住宅」の完成写真をアップ!
と言っても、構造面での詳細写真ではなく、意匠的な写真だけを。。。

昨年の11月より設計に着手。2月初旬に着工、5月中旬に完成。
詳細は…書いても書ききれない…見てもらうより他には方法がないな…(汗笑)


●意匠設計…「理想建築工舎CRAFT
●構造設計…「経計建築研究所
●施工管理…「全国防災支援ネットワーク

◆基本構造…木造鋼板葺き二階建
◆工法概略…ベタ基礎 改良軸組工法
◆床 面 積…87.78平米


【概略】
都心近郊市街地での新築住宅に於いて、おこり得る全ての災害を想定し、それらに充分に対処が可能な住宅であることがコンセプトの主軸である。「第三の皮膚」として人々を守る事が住宅に求められる最優先の機能であることを明確化し、安全と安心を最大の目的とする。耐震性、防火性は建築基準法をはるかに上回る数値をクリア。有事の際での脱出経路の確保、被災時での生活までもを予測し、対策を行う。
その上で現代においての生活に求められる性能を満たし、快適で心地良い生活を実現する。簡略化した変位性のある連続空間を中心に、各々の機能空間を配置。自然素材を多用し、積極的に太陽光や自然風を利用することで、機械空調の使用を最低限に抑えることが可能。五感で住まうことの楽しさを感じることの出来る住宅である。




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二階ホール~ロフト。斜めに松の丸太が走る。


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子供室よりホールを臨む。壁にはニッチが。


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既存の洋服タンスを作り付けの収納と一体化。


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階段ホールはサークルFIXより充分な採光を得る。


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階段下の収納庫への通風は蹴込み板の丸穴より行う。


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ダイニングスペースは香杉の腰板張り。


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作り付けのベンチの下は収納となっている。


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リビングホールと各専用空間は変位的な腰壁で仕切る。


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スタディールームは外周にカウンターを。下部は本棚。


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カウンターの奥部は配線の収納スペースとなっている。


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南側バルコニーは二階ホールへ。有事の脱出経路を兼ねる。


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余計な装飾は全て省いた「機能美」を象徴する道路側からの外観。


【逆転発想】から生まれるプランニング♪

【CRAFT】の良き協力者で、ボクの友人(弟分かぁ?)で音楽仲間でもある【SIGN】の「Y.B.M」氏の新居内装がほぼ完成しました。現在は同じ敷地内で家具工場(工房とは呼ばないのだ…)の新築に没頭中。よって彼のブログにもなかなか公開ができないので…ボクが少しだけアップします。。。
場所は「葛城市新在家」です。有名な「当麻寺」のすぐ近くで、自宅の裏には「二上山」がそびえている素敵なロケーション!1年間も探し続けてようやくこの家に巡り会いました。築年数もそんなに古くはなく、大工さんや旧所有者のこだわりを感じるしっかりとした建物。考古学者さんが住んでたらしいのです。だから庭には「古代蓮」などがたくさん!他にも芝栗やザクロ、アケビなど。。。

で、本題。彼は多少の改築工事もできるし、余計なお金はかけたくない。なのでボクはプランニングとコンサルタントで関わりました。さて、表題の「逆転発想」は… まぁ、単純なことなのですがね。

一般的に奈良県の「田舎建て」と呼ばれる住宅は…南側に縁側を備えた二間の和室があり、西側は床の間や押し入れを配置するので無窓です。この縁側が「外と中の間」としての役目を持ちます。あ…この話は後日に…(汗笑)
そして台所は廊下を挟んで北東に。たしかに涼しいのですが…日当たりが悪く居心地は良くない。現代人の生活には向いてないのです…

そこでボクの常套手段である「ひっくり返し」です!台所は和室に変更。滅多に来ないゲストの宿泊や予備室として使います。今回は彼の作品のギャラリーとしても活躍の予定。家具には直接光はあまり好ましくないからね。以前は…主寝室(寝るだけなら暗くてもOK!)にしたり、納戸として使ったりもしてきました。

そして…南に面する二間続きの和室を対面式のLDKに。西側の無窓壁には食器棚や冷蔵庫が並びます。フルオープンの真っ白な対面キッチンは奥様のこだわり。。。縁側を通して中庭を望む空間は素敵ですよ~♪ その先には彼の工場が並びます。可愛い娘さんが、お父さんの仕事ぶりをしっかりと監視してくれるでしょう。。。(笑)


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静かな山里なのですが、生活に不便は無い素敵な環境。。。


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縁側から見たリビング空間。床は吉野杉の赤身無垢材です!


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手洗い鉢は陶芸家である妹さんの作品!もちろんカウンターは彼の自作です。


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台所だった部屋は和室に。壁は荒し仕上げ、畳は四畳揃い敷きに板間なのです。。。



親族や知人が工務店さんだとか、建築条件付きの土地で施工業者を選べない、自分自身でセルフビルドしたい…そんな場合はプランニングやコンサルタントだけでも承ります。また、住宅に関する悩み事、ライフスタイルの見直しや提案などもお受けします。料金は…時間制であれば一律に「\2500/時間」とさせていただいてます。また、案件ごとの価格設定もご相談にのります。
もちろん、当社で施工される場合は一切の相談料は頂いておりません。。。

何事も「豊富で正確な情報」と「確かな経験と知識」が必要です。さらに…個々のライフスタイルを反映できるセンス、常識にとらわれない感覚なども。まぁ…とりあえずはお気軽にお電話下さい。。。



【豊田の町家】見学会終了!

10月5日~8日に橿原市にて開催しておりました現場見学会が無事終了致しました。ご来場いただいた方々には、恐縮ですがこの場にて御礼を申し上げます。
行楽日和の3連休でしたのでノンビリな見学会になるだろうと予測していたのですが…50組を遙かに超える来場者!満足にお話もできないような状況で申し訳ありませんでした… さらに詳しい説明などのご要望があればお応え致しますのでお気軽に御連絡下さい。また、ご都合が合わずにご来場頂けなかった方でも、施主様のご都合が合えば拝見することは可能ですのでご相談下さい。

なお、建物の詳細は後日に「建物探訪」にてご紹介する予定です。



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この存在感は圧巻!「三尺角・ケヤキの大黒柱」です!


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「ダイニング→リビング→和室」と定番のプラン。床は今回はパイン材です。


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桧の小さなカウンターは「小物置き&ディスプレー」のスペースに。


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外観デザインのテーマは「丸」でした。和風の基本ディテールを周到しています。


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ご協力の作家さん、アリガトウ~! 次回も宜しくお願いします♪


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最近の【まみんうさぎ】さんは【彩生堂工房】さんとのコラボがお気に入り。。。


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【かーむでぃず】さんの草木染め。「竹皮アジロ」の天井にバッチリでした!


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それなりにパネル展示もしました。キャンプ用のテーブルだけど…(汗笑)






【オールドプロバンス】天理市・T邸

天理市の閑静な住宅地にたたずむシンプルなプロバンスディテールの家。。。クライアントは新婚のご夫婦でした。テーマは「新築時からオールドプロバンス」でした。限られた予算の中でどれだけリアリティーを追求できるかが大きなポイントでした。

スタッコ塗り放しの外壁にテラコッタのスパニッシュ瓦。窓のデザインと位置を均一化してシンプルで安定感のあるデザインとしました。ドアは桧の無垢材にローとアイアンのオーダーハンドルとヒンジ。キッチンもすべてオーダーメイド、室内のアイアン関係は京都の新鋭アイアンアーチスト【Fe★NEEDS】の小宮君に依頼しました。彼は現在は鎌倉へ移住…残念。

ガーデニングはすべてご主人の手によるもの。コツコツと手作りされました。床材や室内の建具はすべて「吉野桧」です。玄関先には荒削りの丸太を配置。全体的にラフなイメージなのですが、それでも荒々しくない、そんなイメージで作り上げました。



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余計なものを省いた「フワリ」としたイメージの外観。


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外部のアイアンは海外の職人さんに依頼しました。


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階段の踏み板も桧の無垢材。ステンドは30年代のリアルアンティーク。


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ダイニングは対面のセミクローズです。


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キッチンの扉は家具作家【松村郁三】氏の力作!ハンドルもすべてオーダーです。


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手洗い鉢は陶芸家【平井明】氏によるもの。


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和室の…床の間?ガラスブロックから柔らかい光を取り入れています。



●竣工…2003年12月 ●工期…5ヶ月 ●総工費…1500~2000万円
●延床面積…110.94平米 ●構造…改良軸組工法瓦葺二階建

 


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代表者プロフィール

理想建築工舎CRAFT:代表理事
Pocket Marche E.C:事務局長
Flourish Gardening:事務局長
CRAFT DESIGNS:Planner
Rabbit Garden:Manager

堤 義樹

Author:堤 義樹
【理想建築工舎CRAFT】は、プランニング&デザイニング、設計、をはじめ、建築に携わる全ての職種に於いての専門家で構成されたプロフェッショナル集団です。設備機器や輸入資材は原価を完全公開。もちろん材料の支給、セルフビルドもOKです。「木・石・鉄・ガラス」など世界各地のあらゆる自然素材を可能な限り取り入れ、太陽や風などを積極的に活用し、自然と共生する住宅を提案し、施工いたします。

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