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2007-09

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完成現場見学会のお知らせ!

以前より工事状況をお知らせしておりました【豊田の町家】がいよいよ完成!
今回もクライアントのご厚意により「完成現場見学会」を開催いたします。

過去の記事は→ 【祝・上棟】 【進行中!】 【断熱工事&遮熱工事】


伝統的デザインをシンプルな構成で表現
Neo Japanesque 【豊田の町家】 
10月5日~8日の4日間 10:00~17:00 
橿原市豊田町 Web MAPはこちらをご参照下さい。

まずは【Events】をご覧下さい。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております!


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銘木なんてタダ同然!

先日にお伝えした【Yomiっこ】への掲載に関して、ご閲覧の方々から「写真が解らない!」とのご指摘を受けましたので、あらためて掲載させていただきます。。。

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木津町の【サンタフェの家】のダイニング空間です。


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天理市のプロバンスデザインの住宅。新築時からアンティーク!


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ステップもドアも「吉野桧」の無垢材です。ステンドは30年代の物。


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大和郡山市の【ネオ・プロバンスの家】の吹き抜けには渡り廊下が。。。




さて、今回のテーマですが…「タダ同然!」とはチョット乱暴な表現ですよねぇ…(汗笑) しかし、世間で銘木と呼ばれている物、形や風合いにとても風情がある物には、そんなのも含まれているのです。
茶室や数寄屋などには好んで「風情のある素材」を使います。そこらの山に落ちているような曲がりくねった雑木、蓮根のように穴の空いた板。ヨシや竹皮を編んだアジロや真っ黒になった煤竹。いずれも、昔は何処にでも有った物なのですが、都会ではみつけられない…で、高価になってゆくのです。「希少価値」ってわけです。田舎のお爺ちゃんの家に山積みになっている煤竹が、銘木屋さんに渡れば一本¥10000にもなってしまうのです。いわば「高価なゴミ」です…

さて、では「趣のある素材」はお金持ちだけの物なのでしょうか?いえいえ。。。安価な材料でも、使い方次第では何万円もする銘木よりも素敵な空間を作ることが出来るのです。畳下地用の板は「化粧軒天井」に。杉の歩み板は民家風の「付け鴨居」にあしらえるし、間柱や貫板、胴縁すらも化粧材になるのです。

裏山で拾った木の根っこはドアハンドルに。河原の流木はトイレットペーパーホルダーやタオル掛けに。サンプルで貰った大理石の板はニッチの下台に。。。素材も用途も無限に広がります。そしてこれらは「無料~安価」なものばかり。「オイシイ話」は足下に転がっているのですよ。。。

実際に「銘木」として販売されている物も、実はとても安く手に入ったりするのです。もちろん、それなりのルートと労力、そして建材屋さんとの値段交渉は必要になりますが。。。一本35万円以上もする「欅の大黒柱」も、25万円ほどの2000×1200の桑の一枚板も…その三分の一の価格で手に入るんです。まぁ、「運が良ければ」って事もあるんですがね。。。

でも…実は…CRAFTでも「高価なゴミ」を使うこともあります。これはクライアントの「価値観」によるもの。多少のお金を出してでも、本物の銘木を使いたい!その気持ちがしっかりしていればOK。たとえば「ミャンマーチークの古材」や「古建具」などは似せて作っても「品格」が… で、本物を選びます。一所懸命に探した「宝物」なのですから…これは「かけがえのない物」なんです。。。

さぁて、裏山にでも行ってみましょうか!海岸を歩いてみますか?田舎の親戚を訪ねてみるのもイイですね。必要以上にお金をかけなくても「素敵な空間」が作れるんです。そう、ほんの少しの「建築知識」と「発想の転換」、そして「家にかける情熱」があればね。。。




No.06 ≪国外の床材について≫


今回は少し珍しい樹種についてのお話です。

【ケンパス】…インドネシアの広葉樹です。現地では構造材に使われ、非常に堅牢。
耐久性が高く、最近は「ウッドデッキ」などアウトドア用に使われています。 
色は濃赤色から黄赤色混在。木目ははっきりしません。「アジアンテイスト」にはピッタリ!
価格は坪当たり「14000円」程度から。【CRAFT】でも注目の素材です。

【ウリン】…別名「鉄木」とも言われるとおり、非常に密度が高く重たい木です。インドネシア産。
耐候性、耐久性が非常に高く、やはり「外部」での使用に向いています。
床材に加工するようになったのはごく最近の事です。やはり「アジアブーム」の影響?
硬すぎて施工性はあまり良くないですね。大工さんは苦労するでしょう…
坪当たり「28000円」程度と価格も高め。しかし「一生物」では有りますが…

【ブビンガ】・・・アフリカの大木です。日本にも古くから輸入されていました。
巾の広い一枚板が取れるため、「家具」や「縁甲板」に使われてきました。
非常に硬く、加工は困難…現場からは「釘が入らない」「ビスが折れる」などの声も…
価格は坪当たり「25000円」程度より有りますが…現在「加工業者」の確保に悩んでいます…

【ビーチ】…ブナ科の広葉樹で、日本には「ヨーロッパ東部」より輸入されています。
辺材は紅白色、心材は淡紅褐色。比較的加工しやすく、それでいて硬さも充分。
湿気に強いため「水周り」にも向いています。着色も容易です。
価格は「15000円」程度からです。今後に期待が持てる素材です。
 

次回からは「構造材」についてお話します。



モデルハウスもカタログも有りませんが。。。


奈良県全域と三重、および和歌山県の一部で発行されている「Yomiっこ」というミニコミ誌にて、「ロハスな家」という特集があり、その9月号に当社も掲載されているのですが、その記事をご覧頂いた方々から「展示場はどこですか?というお問い合わせがいくつかありましたので…


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私どもは「住宅展示場」を持っておりません。カタログも有りません。その理由は…

第一に「莫大な費用が必要」だから。敷地の家賃で50万円、建物の建築費に3000万円、維持費や広告費が30万円と考えれば…ひと月に200万円ぐらいは必要となります!(驚) とてもじゃないが無理… いや、従業員をたくさん雇って大量販売するとか、利益を上げるのがとても上手な方なら維持できるのでしょうが、私どものように一軒一軒に想いを込めて家を創るならばそれは不可能。これが一つ目の理由です。

二番目に、その展示場だけがCRAFTの家だと思われたくないから、です。家の好みや要望は千差万別。クライアントは「大きな夢」を抱えて当社に御連絡を頂いてます。それはプロバンス風だったり、新感覚和風だったり。デザインコンセプトの全く違う方々を、たった一件の展示場ではフォロー出来ません。逆に「こんなのじゃないんだけど…」という先入観を持ってしまうかも…(悲) 

三つ目の理由は「モニター制度」です。CRAFTでは、当社でご建築いただく方にこのシステムに関してお話しをし、毎年二軒ほどの方にご協力を頂いております。と言っても難しい物ではなく、完成時に現場見学会を開かせていただくこと、お住まいになられてからもご都合が良ければクライアントをご案内させていただくこと。ただそれだけです。結果として、実際にお住まいになられた方の実直な意見もお聞きいただけます。ただ…ボクがキャンプや音楽ばかりしてるって事もバレてしまいますが…(汗笑)



もし貴方が、豪華絢爛なモデルハウスや、ずっしりと重たいカタログをご希望であれば…財力のあるハウスメーカーをお勧めします。小規模で心のこもった家造りをしている工務店さんや、クライアントの想いをしっかりと受け止めた設計事務所には…おそらくモデルハウスもカタログも無いでしょう。「家を買う」のか、それとも「家を創る」のかは大きく違います。そしてそれは…貴方ご自身が決めることなのです。。。





役に立たない建築基準法



先月に二度、中越沖地震の災害復興支援として柏崎・西山地区へ出向いたことは前回のブログでもお伝えしました。西山のボランティアセンターも今日のイベントを区切りとして解散しました。残念ながらイベントには参加できなかったのですが、その様子は後日にでもアップいたします。



さて…表題からかなり厳しい言葉ですが…ボクが見た「現実」をお話ししたいと思います。
とある被災者からのニーズで現地へ調査に。住宅の際に20cmほどの溝が出来ているので埋めて欲しいとのこと。調べてみると…反対側の犬走りに同程度の亀裂がありました。と言うことは20cm以上も家がずれたことになります。現場は斜面を切り崩した土地で、確かに地山ではあるが多少の軟弱さは見て取れる。が…家はしっかりしているのです。

お聞きしたところ、2003年の地震で以前の家屋は残念ながら倒壊したそうです… 
現在の家は少し周囲の家とはディテールが違います。建て替えの時、大工さんが「ここらの家の昔風の建て方は地震に弱い」との意見でこうなったらしいのですが…大正解!家の四隅にしっかりと壁を起こした頑強な構造。二階の乗りに関しても、重量を均一に分散させる構造になっています。基礎もベースの厚いベタ基礎で、そんなに高くはしてありませんでした。結果として「耐震構造」となり、住宅は軟弱な地盤を横滑りして「免震効果」を生んだのでしょう。



センターに戻り状況を報告、スタッフの動員数や施工法、日時を決めていると…「駅前の住宅のこと、知ってる?」との話が。そう言えば外壁のきれいな家が損壊していたな…「リフォームしたばかりだったんですか?」「いや、2003年に倒壊して、つい先日に建て直したらしい。費用を工務店に全て払った直後に…可哀想だね。」…え?新築だったのか…

駅近くの家は敷地に制限があるため、一階部分を駐車場や農機具倉庫にする場合が多いのです。住宅には「耐力壁」と呼ばれる変形を抑制するための頑強な壁を、その住宅の床面積に応じて充分な枚数をバランスよく配置することが建築基準法で決められています。大きな地震が起きるごとにその内容は厳しくなり、現在では阪神大震災のレベルでも充分に倒壊を防げる計算値となっているはず…なのに、なぜ…



この「バランス良く」というのが問題なのです。間取り図の上下左右に均一に耐力壁を配置することが必要で、基本的には建物の外周と角の部分を重視します。が…これを逆手に取れば住宅の中心あたりに耐力壁を集中させてもバランスは取れてしまう。計算上が法律に沿えば建築士は書類を作成して役所に提出。建築主事(といっても担当者扱いだが)も法に合致してはいるので判を押します。これで建物が倒壊しても「法律通りですからねぇ~」と逃げてしまうのでしょう。そんなもんでしょう…

今回の件、誰が悪かったのか?クライアントは自身の望みを工務店に伝えます。当然に建築知識は持っていないので耐震性なんて事は業者にお任せ。工務店は…やはり大して勉強はしてないでしょう。建築士に手書き図面を渡して「こんな感じで頼みますわ」と。建築士は当然に強度不足を感じるだろうが、そこはお仕事。小細工して基準法のレベルをクリアすればOKなんてね。あれ…それでは建築士が悪いのか?

過日の偽装事件で世間を騒がせた建築士。もちろん問題はあったが「可哀想」とさえ思えた。依頼者はコストダウンに執念を燃やし、施工者は利益確保に躍起。金と権力、義理で不道理を押し通した結果でしょう。だから今回の件も一概に「建築士が悪い」とは言えないのではないでしょうか?



クライアントは「オレが金を払うんだぞ!お施主様だ!」なんて気持ちになってなかったのでしょうか?金さえ払えばどんな無理も聞いてくれると。施主が一番偉いなんて思ってなかったのかな?

工務店は「へいへい、そうでございますねぇ~♪」と何でも聞いてたんじゃない?下手に意見をすると仕事が流れるから。で、設計士に「何とかこの間取りで頼みますわ」なんて… また、今までの「勘」で事を進めていたのでは?しっかりとした知識や裏付けも無しに人の命を預かるなんて…あまりにも無責任。

建築士は…これも工務店と同じ。「仕事ですからねぇ」と、自身の持っている知識や経験を「悪い使い方」してませんか?法例をクリアすることが仕事じゃない!人の命を守ることが一番大切な仕事なんです。もちろん生活もあるが、社会的な責任をもっと感じて欲しいね…



こんな辛口の文章を書くつもりもなかったのですが… 見方によれば非難中傷ですよね。ただ、現実の被災地を見た人にはボクの気持ちがわかると思います。赤紙(立ち入り禁止)が貼られた倒壊寸前の住宅に、それでも生活を続けている爺ちゃん、仕方なくガレージで寝泊まりする婆ちゃん。親戚の家に預けられたままの子供達や、片付けに憔悴しきった人々… あまりにも悲しく辛い現実…

「人の命を守る」こと。これが大前提であると…建築に携わる方々の再認識を心から願います。。。




柏崎の夏…



しばらくブログの更新が出来なかったことをお詫びいたします…
11日から14日までの4日間、新潟中越沖地震で被害を受けた「柏崎市・西山地区」へ。プライベートブログにはいろいろと書き綴ったのですが、まだまだ「やらなければならないこと」がたくさんあるんです。そしてそれは「我々が出来ること」なんです。確かに…現地での支援となれば時間や費用はかかります。しかし、現地に赴くことだけではなく、Webからでも現地の支えとなることは出来るんです。「気持ちは有るけれど…」という方々に呼びかけることで現地への支援が一歩進むんです。みんなの「心」が現地に届きますように…

No.05 ≪国外の床材について≫



それでは今回も「国外の床材」について、比較的に一般的なものを。

【バーチ】…和名「樺桜」。美しい木肌を持ち、木目は優しく、色合いは「薄桃色」から「黄白色」。
日本でも古くから床材・内部造作材・家具・化粧単板など使われています。
国内製品はほとんど流通せず、現在は「中国」「アメリカ」からの輸入が主体です。
適当な硬度があり、加工は比較的容易。【CRAFT】でも非常に多く使用しています。
価格は坪当たり「10000円」程度から。供給は安定しています。

【チーク】…ビルマ(ミャンマー)を主な産地とし、高級家具材としても珍重されています。
耐久性、耐水性にすぐれ「高級クルーザー」の甲板などにも使われています。
水廻り部分の床材としては最適なのですが…高価なのが難点。
一般には本チークと呼ばれ、インドネシア、マレーシア産のチークとは区別しています。
坪当たり「25000円」は覚悟しておいたほうが・・・

【ナラ】…海外の産地は現在では中国東北部が中心。「極寒地」で生育したものは堅牢で高級とされます。
住宅以外では「家具」や「ウイスキー樽」などにも使われています。
俗に「カラーフロア」と呼ばれる物の上張りの単板は、昔はほとんどが「ナラ」でした。
価格は坪当たり「10000円」程度から幅広く。「15000円」位の物が製品的にもお勧めです。

【メープル】…「かえで」と言ったほうが解りやすいですね。産地は「中国」「アメリカ」です。
古くは「茶室」の「地板」などにも珍重されてきました。もちろん「家具材」としても一級品。
また、美しい木目を活かして「楽器」などにも。「バーヅアイ」と呼ばれる「鳥目模様」は希少品。
色合いは「黄白色」から「薄い茶色」です。「15000円」位が流通の中心です。 


次回は「ケンパス」「ウリン」「ブビンガ」などの、あまり聞かれないような素材を紹介します。




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理想建築工舎CRAFT:代表理事
Pocket Marche E.C:事務局長
Flourish Gardening:事務局長
CRAFT DESIGNS:Planner
Rabbit Garden:Manager

堤 義樹

Author:堤 義樹
【理想建築工舎CRAFT】は、プランニング&デザイニング、設計、をはじめ、建築に携わる全ての職種に於いての専門家で構成されたプロフェッショナル集団です。設備機器や輸入資材は原価を完全公開。もちろん材料の支給、セルフビルドもOKです。「木・石・鉄・ガラス」など世界各地のあらゆる自然素材を可能な限り取り入れ、太陽や風などを積極的に活用し、自然と共生する住宅を提案し、施工いたします。

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