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2008-09

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台風と屋根の形

台風13号は室戸岬の南側をユックリと散歩中のようですね…

多少のパワーダウンはしているようですが、それでも自然の力を甘く見ることは出来ません。最大風速30mって、紙切れが1秒で30mも吹っ飛ぶ(アタリマエですね…)ほどのパワー!とてもじゃないが立っていられない… どうやら今夜には近畿圏から離れていくようですが、日本各地での被害が最小限であるように祈ります…

幸いにも、私共の住まう「奈良盆地」は非常に災害が少ない街です。台風が直撃しても周囲を山に囲まれているので市街地での被害は少なく、また降水量も多くはない。河川の氾濫は起こり得ますが、最近は対策改修工事も進んでいるのであまり聞かなくなりました。ただし山間部では雨量も多く、崖崩れなどの被害は頻繁…対策は遅々として進んでいないようです…


住宅の設計において、「風」とのかかわりは非常に大きい物です。生活に於いては「心地良く暮す」ために。これに関しては後日にお話ししましょう。そしてもう一つの大きなかかわりは「風を逃がす」ということです。

台風などの「強風」や、地形に起因する「突風」は時として家にダメージを与えます。これらの風を上手く逃がす場合、屋根の形状が大きく影響します。また、地形や周囲の状況から強風が予想される場合「風の向き」を考慮する必要があります。
年間を通して風が吹いてくる方向が一律な立地の場合、その方位の屋根を低く構えることによって風を「流す」事が出来ます。また「寄せ棟」などの屋根形状ならば、どんな方向からの風も影響は少ないですね。

もっとも、充分に検討した構造であれば「常識的」な範囲の強風では問題ありませんが…
「念には念を」とお考えならば、検討課題の一つとして覚えておいてください。



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≪屋根材について-セメント系≫

今回は「セメント系屋根材」について。

俗に「セメント瓦」などと呼ばれますが、瓦とは全く別の物と考えてください。
しかし、見た目には本物の瓦と間違えるほどの物も多く見受けます。
耐久性に関してはあまり高いとは言えません。一般に25年ぐらいですね…
それでもメンテナンスを的確に行なえば40年程度までは寿命を延ばせます。


【セメント瓦】…セメントと砂の比率が「1:3」程度の配合で作られます。
デザイン的には「和型」「スパニッシュ」「フラット」など多種多様。
元来「瓦」の模倣品として開発されましたが手軽さが受けて定番となった時代もありました。
最近までハウスメーカーや工務店のミドルクラスには良く使われていました。

【厚型スレート瓦】…砂とセメントの比率は「1:1」ぐらいです。それに 繊維質を適量加えた物。
含まれる繊維によって強度を高めています。比較的軽量で扱いやすい素材です。
後述の「石綿スレート瓦」の上級グレードという設定で紹介されています。

【石綿スレート瓦】…ハウスメーカーや建売住宅で一般的に使われていた物です。
80%以上がセメントで砂は使いません。強度確保のために繊維質を混入しています。
「屋根材」の中では軽い物として広く使われています。色調も豊富です。


なお、過去においてスレート瓦の補強には石綿繊維(アスベスト)が一般的に使われていました。
その発ガン性が指摘され、現代の製品は「ノンアスベスト化」されています。
旧製品の解体や廃棄に関しては、厳しく法律で規制されていますので御注意ください。



次回は「鋼板系屋根材」について。




龍翔館

分類的には「近代建築」になるのでしょうが…素晴らしい建物です。

その外観は、白亜の洋館のようで、今では三国を代表するランドマークとして親しまれています。三国湊が最も栄えた明治12年(1879年)オランダ人エッセルによってデザインされた木造五階建八角形というユニークな形状の小学校「龍翔小学校」の外観を模して復元し、三国全体を見渡せ白山を遠望し坂井平野を眼下に見下ろす緑ヶ丘の高台に鉄骨鉄筋コンクリート造で完成、昭和56年(1981年)11月に開館しました。



……はい、コピペです…(汗笑) HPはこちら→ 【龍翔館】

月末の「プチ旅」で立ち寄ったのですが、なかなか素晴らしいデザインです。何よりも、このディテールが明治の時代に木造で建てられてたって事がスゴイ!もちろん、日本には巨大な木造建築物を作る技術があったので、大工さんにとっては「たいしたことねぇや!」と思ったのかもしれませんが…(謎)

「三国」の町の文化などの展示も興味深かったのですが、楽しかったのはエッセル氏の五男によるトリックアート。見たことのある「だまし絵」は彼の作品だったことを初めて知りました。究極の建築ディテールってのは、こんな物に「隠れた共通点」があるのかもしれませんね。。。(笑)



080826_135313.JPG
駐車場から見た外観です。



080826_135445.JPG
現在の建物はRC。これが木造で造られてたことが素晴らしい。。。



080826_142436.JPG
冬至の建物の模型。一階の大空間は「全天候型体育館」だったとか…(凄)



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代表者プロフィール

理想建築工舎CRAFT:代表理事
Pocket Marche E.C:事務局長
Flourish Gardening:事務局長
CRAFT DESIGNS:Planner
Rabbit Garden:Manager

堤 義樹

Author:堤 義樹
【理想建築工舎CRAFT】は、プランニング&デザイニング、設計、をはじめ、建築に携わる全ての職種に於いての専門家で構成されたプロフェッショナル集団です。設備機器や輸入資材は原価を完全公開。もちろん材料の支給、セルフビルドもOKです。「木・石・鉄・ガラス」など世界各地のあらゆる自然素材を可能な限り取り入れ、太陽や風などを積極的に活用し、自然と共生する住宅を提案し、施工いたします。

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